会社の規模が小さいうちはパッケージを使うほうが得策
Posted by admin on 7月 30, 2009
システムと一口に言っても、オリジナルのシステムを一から開発するのとパッケージを導入するのでは大きく異なる。
会社の規模が小さいうちは、パッケージを利用するのが懸命かと思う。
独自の運営ノウハウがあるから、パッケージでは合わないという会社も多いのだが、よくよく聞いてみるとその運用自体が何故そんな面倒な運用にするのか疑問に思う会社に遭遇することも多い。
会社の規模が小さいからできている運用を、将来の規模拡大したときも続けるのか怪しいような場合でも、現行運用に合わせてシステム化したいというのだ。
また、運用を変えることと、現行運用に合わせてシステムの作りこみをすることのコストバランスの感覚がない場合もある。運用を変えることは窓口担当者にとって大きな負担となる。他部署との調整が必要であったり、周知のための教育活動であったりとエネルギーを要するため面倒を避けることが狙いなのだ。
ただ、予算に余裕を持って導入できる会社は少なく、業者を叩いて値引きさせる。
Sier側もしたたかなもので、初期費用で叩かれようとも、導入後にあとからあとから何かと言い訳をつけて追加料金を取る。クライアント側としてみれば、最初に大きな金額の投資をしているので、文句があっても他に乗り換えることもなかなかできず、ずるずると追加投資をさせられるのだ。この蟻地獄から抜け出せずに困っている企業は少なくないのではなかろうか。
結局、買う側も勉強したり経験を積むしか対策としてはない。
システム会社が完璧な要件定義を遂行してくれるなんて期待してはいけない。自分の会社の運用を一番良く知っているのは中で働く自分達であり、それをどうシステムに落とし込むかを考えるなら、本来なら自分達でやるのが一番の方法である。
開発を依頼する場合、要件定義・設計において優秀なSEに遭遇できるかが成功の可否を分ける。決して会社の規模や実績ではないのだ。システムについて専門家でもない人間がSEが優秀かどうかを見極めるのは簡単ではない。
パッケージの導入は自社の運用を客観的に見直す機会でもあり、システム導入に対する免疫をつける練習の場でもあるのだ。
システム選びはパートナー選び
Posted by admin on 7月 21, 2009
どんなシステムでも、その選定をする際に重要なこと。
機能や金額も大事だが、そこばかり見ていると意外な盲点がひそんでいる。
それは、システムを提供してくれる会社が、この先ずっと存在してくれ、保守やサポートを継続してくれるかどうかである。
システムに対しての投資コストが数万円程度なら、別にどうってことはない。しかし、数百万・数千万もかけてシステム導入するのであれば、この点をよ~く考えたほうが良い。多額の投資コストがかかるってことは、減価償却の対象ってことである。また場合によってはリースを組んだりとかすることもあるだろう。ならば、減価償却の期間またはリースアップするまでの期間は使い続ける可能性は高い。まあ多くの場合、5年ぐらいは使うつもりで契約するのではないか。
しかし、ITの世界で5年はすっごく長いと思うべし。めまぐるしく変化するIT業界のなかで、 5年も同じことをやって食べていくのは難しいといっても過言ではない。会社を存続させるために、新しい技術を取り入れたり、新しい商品、新しい分野への進出など、努力なしには淘汰されてしまう。
導入したシステムのメーカーが倒産、もしくはその分野からの撤退という事例は後をたたない。倒産するときはもちろんだが、撤退するときも突然ユーザー企業へ告知されることが多い。いきなり、そんなこと言われても、わずかな猶予期間で次のシステムに乗り換えるなんてことはできないものである。
実際にシステム導入費用としてかかった表面的なコスト意外にも、見えない部分で、システムを社員に教育するコストなども馬鹿にならない。せっかく時間をかけて使い方を覚え、社内運用ルールも確立するために要したそのエネルギーはお金に代えがたい大きな資産だ。これらも捨てて、再度エネルギーをかけることは大きな負担となる。
システムベンダーの創業が古いというのでは、あてにならないのが難しいところ。大手SIerでも経営戦略上の理由から不採算分野から撤退という事例も過去にあった。上場大手の商品をうたっていても、実はOEM供給であり、開発元は中小システム会社などということも良くある。営業マンが言う大丈夫は当てにならない。選択した責任は自分にあると思ったほうがよい。
経営状態の健全性から財務状況、経営基盤など相手が上場企業でないと、なかなか知りえることが難しい部分も帝国データとか与信情報を使って調べておくべきであろう。